「就活面接」企業を良く理解できるオススメの質問方法！

〜業界向きの人＆御社に向いている人〜

by 面接経験4000人の元採用担当

この記事を読むとどうなる？

企業の「色」、企業の「らしさ」、企業の「差別化ポイント」
企業選びにおける判断ポイントが良くわかります

どんな感じで質問すればいいの？

「◯◯業界に向いている人はどんな人ですか？
その中で御社に向いている人はどんな人ですか？」

オススメな理由

就活生の宿命は
「入社してみないと
その業界やその企業が
わからない…」
ということです

あなたが受験する企業の情報
その業界の情報を
少しでも正確にゲットする方法は

「面接官に比較質問をしてみること」

これがオススメです

企業の採用担当者は
当然ながらその企業とその業界に精通しています
そしてその精通した情報を
わかりやすく上手に魅力的に伝える術に長けています

つまり就活生であるあなたにとって
なかなかに手強い相手です

しかしながら…
企業の採用担当者や面接官から
素直で正直な情報を引き出す
質問方法があります

それは
「1回の質問で2つの比較質問をすること」

そもそも
採用面接において
質問の数量はいくつが適当か…

答えを言います
1つが適当です
多くても2つ
しかも1つ目の質問に関連した質問がベター

3つ以上の質問は
ひかえた方が賢明です

ですが
1つの質問の中に2つの質問を
混ぜてしまえばなぜかカウントされません

しかもその2つの質問が
比較質問になっていれば
面接官は「感じの良さ」や「厳格さ」という
鎧を脱いで比較的正直にならざるをえません

それは
あなたが面接官から例えば
「あなたの学生時代力を入れたことと
やっておけばよかったと思うことを答えてください」
と言われたら
特に後の方の質問の時は
油断してしまいますよね

だから
2つの質問の後の方に本当に聞きたいことを折り込む
というのは採用のプロフェッショナルの常套手段です

これを逆に採用担当者にやってみましょう！

具体例

★旅行業界の場合

面接官

それでは◯◯さん
こちらが聞きたかった内容は以上です
◯◯さんから何か質問や言っておきたいことはありますか？

就活生

はい!
質問させていただきます
旅行業界に向いている人と
その中で御社に向いている人は
どんな人ですか？

面接官

あーなるほど…
まず旅行業界に向いてる人ですね…
んー、やっぱりご自身が旅行を好きであることですかね
それから明るくて語学に堪能な人も向いています

就活生

はい!
ありがとうございます！

面接官

そして、もう一つは
その中で弊社に向いている人がどんな人か？ですよね

就活生

はい!
聞きたいです！

面接官

弊社は他社と違いとにかくお客様のフォローを大切にしています
旅行のお客様にはリピートしていただくことを最大の目標にしていますから
旅行前、旅行中、旅行後に弊社のサービスにご満足いただけるようにしています。
そのためにはお客様が何に悩んで何に不満を持っているかを
個々に知らなければいけない、なのでお客様に対して
自分からコミュニケーションが取れる積極的な姿勢が必要ですね

就活生

はい!
ありがとうございます！
積極的な姿勢…頑張ります！！

★航空業界（CA）の場合

面接官

それでは△△さん
こちらが聞きたかった内容は以上です
△△さんから何か質問や言っておきたいことはありますか？

就活生

はい、あります！
質問させていただきます！
航空業界でCAに向いている人と
その中で御社のCAに向いている人は
どんな人ですか？

面接官

航空業界でCAに向いてる人ですね…
そうですね…、ホスピタリティ精神が普通の人以上にあって
体力もあって女性同士の世界にたじろがない精神もあると良いですね

就活生

ありがとうございます！

面接官

そして弊社のCAに向いてる人…ですよね？

就活生

はい！
よろしくお願いします！

面接官

弊社はお客様にコスパで勝負するLCCですので
普段飛行機に乗り慣れないお客様やお子様も多くいらっしゃいます
だから丁寧で、忍耐強くて、子供好きな人が向いてますかねー

就活生

はい！
ありがとうございます！

反対派の意見

きっとあるでしょう、一つずつお答えします

「面接官を揺さぶるような質問はしたくない！！」

その通りだと思います
その姿勢はとても爽やかで清々しくて
好感がもてます

しかしこの質問は
面接官への揺さぶりが目的ではありません
企業へのより深い理解を目的としています

「これは面接官への揺さぶりのための質問か…？」
もし自分の心にこう問いかけたときに
答えが「Yes」になってしまったら
その質問はやめておきましょう

「質問だけで企業の本質がわかれば苦労しない！！」

まさにその通りだと思います

しかし
「用意された内容」と
「用意されてない内容」

上記のどちらに本質が宿るでしょうか？

初心者の採用担当者にとって
最も怖いのは実は
「就活生からどんな質問がくるか…?」
ということなのです

理由は一つ
採用担当者にとって
「質問に対する答えをあらかじめ用意できないから」
なのです

質問に対する答えはあらかじめ用意できない
それを1度の質問で2つも合理的に投げかけられる

その答えは
あなたにとってとても大きな
判断ポイントになるはずです

「気をつけることはありますか？」

企業の面接官にとって
就活生からの難しい質問に対する
答え方に一つのテクニックがあります

「良い質問ですね！あなたはそれに対してどう思いますか？」
という切り返しです

就活生のみなさんがどう思うかを答えている間に
適切な答えを考える
という手法です

なので就活生のみなさんが
質問をするときは
その質問の答えをあなたなりに
想像しておくことは必要かもしれません

結論

「◯◯業界に向いている人はどんな人ですか？
その中で御社に向いている人はどんな人ですか？」

「企業選び」の判断ポイントは自ら集めていきましょう！
その大事な一つは上記のような効果的な質問を
企業に投げかけることです

まとめ

採用活動において
企業が発信する内容は
良い意味でも悪い意味でも

「就活生に伝えたいことだけ」

現在企業で起きている本質的な問題
リストラ
残業休日問題
ハラスメント問題
訴訟中のこと etc

上記な決して口にすることはありません

みなさんが知りたいことは
「企業の本質」ですよね

質問に少し工夫を加えると
企業の本質に触れる答えが得られます

誠実なかけひきは
ありです
特に就活のような重要な場面では
必要と思います

自分のために
社会のために
未来のために
就活では健全なかけひきをしましょう！

それでは