採用のプロになる! 志望動機への反応

採用のプロになる!
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採用のプロフェッショナルになれる
〜月並みな志望動機への対応〜

by 面接経験4000人の元採用担当


この記事を読むとどうなる?

  • 面接が最強に上手くなります
  • 面接のプロフェッショナルと尊敬されます
  • 学生さんの素が見られます 
    *この記事では、「企業の就職受験生」=「学生さん」といいます

月並みな志望動機を言われた時はどうすればいい?

  1. 2つの質問(1:なぜ? 2:どんな気持ち?)
  2. お礼のサンドイッチ

基本型

学生さん

私の志望動機は
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
です。
よろしくお願いします!

面接官

いやー、
ありがとうございます!
一生懸命考えてきてくれたことがよくわかります!

ところで、なぜそんな風に思ってくれたんですか?

学生さん

はい。
私がそんな風に思った理由は、
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯
です。
よろしくお願いします!

面接官

それが理由だったんですね。
本気が伝わってきます。
ありがとうございます。

今は弊社に対してどんな気持ちですか?

学生さん

はい。
私は今、御社にすごく入社したい気持ちでいっぱいです!

面接官

そうですか、本音が聞けた気がします。
とても嬉しいです!
ありがとうございます。

じゃあ、そんな ◯◯さんに別の質問もしていきますね。

学生さん

はい!!


学生さん

やった!
志望動機…成功!!
というか…この会社、第二希望だけどめっちゃいい会社だなぁ。


理由

学生さんは志望動機を一番練習してきているから

一番練習してきたことを、
「成功」にしてリラックスさせてあげましょう!

練習を「成功」に!

その後の学生さんのリラックスモードから
出てくる言葉や表情が、その方の本当の魅力です。

志望動機は多くの場合、面接の最初の段階できくから

面接の雰囲気は、最初の3分間で決定します。
(しかし本当のプロフェッショナルは最初の10秒で面接の雰囲気を最適にします)
その後の時間は学生さんにとって「らしさ」を安心して出せる時間にしてあげましょう。

安心感が
「らしさ」を引き出す

「月並みで練習通りの志望動機」を嫌がる面接官が多いから

他の企業、他の面接官との差別化ポイントがここにあります。
月並みでも、練習通りでも、一生懸命志望動機を伝えてくれる、
そんな学生さんを尊敬しましょう。
尊敬できた時点で何百の企業、何千もの面接官よりも、
その学生さんにとってあなたは「良い面接官」になれていますよ。

尊敬されるには、尊敬しよう

具体的な方法

こちらの記事をご覧ください。

反対意見

きっとあるでしょう、一つずつお答えします。

「志望動機考えるのは当たり前、学生へのお礼必要あるの?」

必要性の話ではありません。
返報性の原理の話です。
学生さんに「感謝の気持ち」を伝えて、
学生さんも嬉しくなり面接がプラスに展開する…
だとしたら、お礼をした方が良いと思います。

就活が終わったら、
受験生からお客様へ
受験生からクライアントへ
受験生からサービスの利用者へ

変化する…
その可能性を決して忘れてはいけない。

勿忘草..わすれなぐさ
花言葉「忘れないでね」

「志望動機を質問で掘り下げすぎるとなんかしつこくない?」

少し難しい話になってきますが…
「掘り下げる」のではなく、
「より詳しく聞かせていただく」というスタンスが良いでしょう。

カラの中身は本当の気持ち

志望動機に対して面接官の答えが
「はい、わかりました」
のみだと学生さんが不安になります。

仮に質問がしつこいとしても・・・
淡白よりもしつこい方がよほど良い。

「我々企業は学生を選ぶ側!そこまで気を遣う必要あるの?」

その考え方を今すぐ改めましょう!
入社への本当の最終決定権は学生さんが持っています。
最後に学生さんに選ばれるのは、
関係性と立場をしっかり理解している企業。

マウンティングしない企業を、
最後まで尊敬し尊重してくれた面接官を、

学生さんは最後に選びます。

選ばれる企業、選ばれる人

結論

「志望動機」
学生さんのその全ての表現方法に感謝しましょう。
志望動機は企業にとって今の宝物、未来の可能性です。

「宝物」と思って扱うことの大切さ

まとめ

企業の面接官→「日々の業務をこなしている」
学生さん→「人生において大切な就職先を選択し、受験している」

上記の2人、どちらが「真剣」でしょうか?
断言します、学生さんの方が真剣です。

真剣さ、熱心さ、一生懸命さ、
就職活動において企業の面接官は学生さんには絶対に勝てません。

「絶対に勝てない」

このことをわかっているかどうかが
このように思えているかどうかが
面接のプロフェッショナルになれるかなれないかの分岐点です。
プロフェッショナルとは「真摯さ」のことなのです。

だからこそ、
感謝し、お礼を言い、親切に丁寧に対応し、思いやりの態度を
決して忘れてはいけないのです。

そんなあなたの態度に
真剣そのもの、感受性バリバリの学生さんの心は動きます。

学生さんの心を射止める...という仕事

心の中に成功があるという困難さ

あなたは、あなたの企業の中の全ての人が携わる業務の中で、
最も難しく、最も大切な仕事を担当しています。
そう思うことこそが、物事を実に簡単にしていきますよ。


大好きな採用の話は、熱くなります。

就活をする学生さん、
企業の面接官、
みんなを応援しています、より良い未来を見つけてください。

それでは。

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